* 昨日のことですが、ウチの会社の先輩と同期と、飲みに行ってきました。
* みなさんマネジャー以上で、なおかつ波瀾万丈な我が社のこと、話はぐんぐんと「今後の身の振り方」に進んでいきました。
* 話しているうちに、好きなことをやるんだったら『自分で見知らぬ人にプランを売りに行くか』『会社からカネを引き出すか』、どっちがいいか、という話になり、私はちょっと考えて結局今のお年頃では前者を選ぶだろう、と結論づけてしまいました。99.99%失敗するであろうにもかかわらず。
* 論理的に考えればこれはバカのやることで、実際先輩も「こんなにきちっとしていないとお金の出てこない、きちっとしてさえいればリスクも少なくお金を調達できる時代にそんな99%失敗する選択をするのは時間の無駄だ」と仰いました。
* 頭が悪く分裂気味な私は結局それでもその晩は意志を翻す気にはなりませんでした。どうもこの先も前提条件に大きな変動がない限り変わりそうにありません(いや、一応リスクの絶対値は最小限に工夫しますよ)。
* まぁそんなこんなで、もうしばらくすると29歳と13ヶ月になってしまう私は「一生懸命焦ろう」と思うことにしてみたのでした。
* ・・・とここまでのお話は別に一人でも考えるようなことなのですが、この日の話の最も貴重な点は「絶対失敗する選択は時間の無駄だ」「絶対にやめとけ」と繰り返し言われたことです。辛抱強く説得することで人の意志を翻そうとする意志は非常にレアなものであり(「意志を翻そう」という意志と「説得しよう」という意志には天地の差があると私は思います)、今まで以上に彼を尊敬するようになりました。
* 世代を越えて「仲間」を作っていくことができるpersonalityというのがどういうものか、その一端を見た一日でした。
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