* ゆるやかに自殺しようとする赤木を説得し続ける様子を延々と描いている「天」。ついに最後の説得が終わり、赤木が自殺用のスイッチを押しました。
* かれこれ一年近くをかけて、死ぬべき理由・生きるべき理由をいろいろな切り口で描ききった非常に興味深い作品です。「人間必ずしも生きることが目的な訳ではない」という話はいろんなところで出ていて、私はこの手の話が大好きです。
* 武論尊と原哲夫はラオウを、川原正敏はレオン・グラシエーロを、田村由美は揚羽を、田中芳樹はロイエンタールを殺しました。私は(彼らなりに)真に充実した彼らの生き様・死に様が大好きですが、「天」の作者・福本信行がどんな結末を用意しているのか、興味津々です。
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