* 遅ればせながら、「少林サッカー」と「スターウォーズエピ2」を観てきました。
* 「エピ2」はまぁいいとして、やはりここは「少林サッカー」について語らなくてはなりますまい。
* まずは、ノリがヘンです。香港映画ってこんなんでしたっけ?昔「少林寺」シリーズを見てリー・リンチェイに憧れた私としてはちょっと複雑な気分です。いや、あれは純カンフー映画のみに通用するということなのでしょう。なんかデザイン・リアクションなど、違和感が
ありすぎです。古いってのとはまたちょっと違うのですが、部分的にはちょっとキビシイ物がありました(もちろん、それを帳消しにしてしまう娯楽性もあるんですよ)。90分でギリギリという感じです。
* なんといっても発想として「これは思いつかん!」と思ったのが、「少林拳を国民に普及させよう」とか考えて、ラストでは道行く人がことごとく少林拳をマスターしちゃっていたというネタ。中国(香港?)が世界に誇る文化ってことなのでしょうか。なんか戦争したくないですね。
* その他内容に関しても、「実写版キャプテン翼」の名に恥じない(むしろ恥じてる?)出来でした。「タイガーショットとかファイヤーショットとかサブマリンシュート(これは『シュート』)ってのはこういうシュートだったのか」と、もうイヤになるくらい画像化されていました。キャプ翼とは違いゴールポストに登るシーンはありませんでしたが(コーナーキックなんていう無粋な物はありません)、空を駆けちゃう人(デブ)とかも登場し、部分的にはキャプ翼を越える怪作です。
* あらゆる意味で90分で良かったと思わせられる一品で、どうおすすめしてよい物やらわかりませんが、感覚的には徹マン明け等のハイになった時に同じテンションの友人と行くのがよいかもしれません。もう客も少ないですし、笑っちゃっていい作品なんじゃないかと思います。
* ところで、誰か知っている方がいたら教えて欲しいんですが、この監督はキャプ翼を見たことはあるんですか?ないんですか?シンクロ度が異常に高いので知りたくて知りたくてしょうがないのですが。
* (追記)高橋陽一恐るべし。
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