日記:2000年1月

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<2000年1月の主な出来事>
2000年の元旦、日付変更の瞬間は夢の中・・・
慶応100周年V。関東淵上、進路不明・・・



1/1
[あけましておめでとうございます。]
いよいよ二千年紀が始まった。始まったのは30分程度前。

ということは、私は年越しを自宅で過ごしたわけだ。日本中が大騒ぎだったろう年越しの恒例、除夜の鐘は・・・

聞いてません。「初日の出どこでみようか?」という『夢』を見ていたら、0時10分になってました。上空を飛ぶヘリの音が聞こえます。徹マンの後1500円のすしを食べて、家に帰ってクルマを入れて、爆睡。15年ぶりくらいに年越しを布団の中で過ごすハメになってしまいました。

「今年は思うところがあるのでちょっと違う年越しをしたい」とか言っていたが、まさかこんなカタチで違う年越しになるとは全く想像しなかった(以後語調変更)。予定通りだったのは「絶対一人で過ごす」というところだけ。ああっ、新年早々なんたるウカツ!!

まあ終わってしまったことはもうしょうがないので置いておくとして、悔しいので初日の出は今から銚子まで走って見に行くことにする。とんでもない渋滞が予想されるためやめておこうと思ったのだが、あまりにも悔しいので行くしかあるまい。
それはそれとして。例によって今年の目標を書く。今年の一発目はなんといっても昇格。最大の難関はよりにもよって英語なのだが、なんとかクリアして実現させてしまいたい。二発目は、いいかげん人前で話すこと、もしくは書くこと。今のところ私は仕事先でプロジェクトの中だけで話したり書いたりしていたのだが、今年はこれを不特定多数向けにすることが一つの目標。そのために必要になるのが、必殺のネタ。別に「必殺」でなくとも良いのだが、わざわざこんな若造が話すからには「ふーん」と思わせる程度の内容がないと聞いててムカつくことは間違いない。少なくとも密かに専門分野と思っているところはあるのだから、Only Oneに近いアイデアが欲しい。と、これが仕事上の目標。細かいところでは、『(体型ではなく)貫禄』を身につけること等もある。

最後の一つは買い物。これは本当にいいことなのか検討の余地があるのだが、数日前に書いたとおり家の購入を考えている。

ということで大きく3つの目標を設定した。今年も叶いますように。


[おまけ:2000年問題]
これを見ている時点でみなさんおわかりかと思うが、2000年に際して大きな情報システム上の問題は発生していないようだ。少なくとも私はページが更新されたのも確認したし、テレビもエアコンも電話も問題なく作動している。強いて言えば、あまりに多くの人が携帯をかけているせいで、携帯に「しばらくお待ち下さい」というメッセージが出ているというのが異常だろう。結局人為的なトラブルしか起きていないということだ。
今現在も多くのオフィスで情報システム部門の人が働いているだろうし、昨年中も山ほど仕事をされたことと思うが、お疲れさまでした。おかげさまで、ちょっとコンピュータが壊れただけでとんでもなく面倒なことになる現代人の脆弱な生活基盤は守られました。どうもありがとうございました。


[おまけ2:初日の出のその後。]
たった今初日の出を見て帰ってきた。結局家を出たのが4時半くらいということで千葉横断はムリと判断、高速自動車道が整備されている横浜方面に向かい、八景島の方の海の公園で見てきた。一応海水に面しているとはいえ、本当に水平線しか見えない海岸と工場や精油所越しにしか見えない内湾とは大分違って、工場越し、しかも薄曇りの中から昇る太陽を見ることになった。寒い中いつ昇るとも知れない太陽を待ち続けて、6時55分くらいにやっと昇ると歓声とシャッターの音でいっぱいになり、「いやあ、こんな時はみんな純朴でいいなぁ」と思いつつ、田舎道が混まないうちに立ち去ることにした。結局横横道路、横浜新道、首都高共にほとんどスカスカで、途中眠ったにも関わらず1時間半足らずで帰ってくることができた。さすがに元旦の朝ということでクルマを走らす酔狂な輩は少数派らしい。来年はこんどこそ銚子まで行ってみよう。

1/3
[おめでた。]
子供が出来た。といってももちろん私のことではなく、大学時代の友人S々木くんにである。今日届いていた年賀状に書いてあったのだが、いやあ、本当にめでたい!!おめでとう!!!
同級生に子供が産まれるというのは彼が始めてで、似たような人生を送っていた友人が数ヶ月後には自分の人生を伝え始めるというのは感慨深いモノがある。こうして知恵や精神が次の世代に受け継がれていくんだなぁと、ちょっと感動してしまった。
いいJr.に育てろよ。S々木。

1/5
[年賀状パワー炸裂中!!]
私からの年賀状が届いた1月3日以降(すみません、発送は27日でした)、これまで見たことのないホストからのアクセスが急増している。年賀状に書かれていたURLを見てアクセスしてくれた人達だと思う。友人H田氏のホームページのカウンタを抜く日ももはや遠くあるまい(ニヤリ)。アクセスしてくれたみなさん、どうもありがとうございます。以後ちゃんと更新します・・・

ところで、今回年賀状を送った人の大多数には昨年も送り、そちらにもURLは書いてあったのだが、昨年は全く効果がなかった。何が違ったのだろうと考えてみた。一つはデザイン。昨年より白くなった(笑)今年の年賀状では、住所などのフォントも大きくなり、配色的にも目立つようになったということは一因としてあるだろう。
もう一つ、怪しいがこの一年で昨年以上に家庭にPCが普及した可能性がある。1月3日以降新規にアクセスのあった9つのホスト中、企業とおぼしきURLは3つ。開設当時a○.comと、あるDNS登録されていないIPで70%以上を占めていた一年前とは明らかに違う。やはり年賀状の近くからアクセスできるようになったことが効果的だったのかもしれない。

1/6
[今年もスカスカ。]
何のことかと言えば、1月15日に行われる、ラグビー大学選手権決勝戦のチケットのことだ。今日ファミマで買ってきたのだが、S席以外はまだまだ取りたいだけ取れるようだ。慶応、関東学院とも、ここ数年でも指折りの魅力的なラグビーをするチームであるにもかかわらずそんな状態で、非常に嘆かわしい。せめて慶応OBのみなさん、応援してあげてください。私は関東学院を応援します(笑)。

1/7
[メーリングリスト]
最近、就職活動中の学生向けに企業と採用活動の情報を共有するメーリングリストに入った。企業内の様子を聞きたい学生向けに社会人も入っていいことになっているのだが、ちょっと挨拶をしたら何通か質問がやってくるようになった。

私が就職活動をするときにも実は応募者の間でMLは存在したらしいのだがそんなに大規模なものではなかったはずだ。今のMLは2000人以上と結構な規模で、立派にコミュニティを形成している。ここ数年でメールをやりとりする環境が本当に整備されてきた(日本全体に)んだなぁとつくづく感じる。

そんなインフラに対する感慨はともかく。学生の意見を聞くのは非常に面白い。理系のパープー大学院生だった私とは天地の違いで、ちゃんと志を志っぽく考えている。経営などを研究テーマにしている人たちや、専門とは関係なくとも問題認識を持っている人たちの多様な価値観に触れ、非常に勉強になっている。みなさんも試しに覗いてみてはいかがだろうか?http://www.jobweb.ne.jp/

1/10
[ミレニアム販促効果。]
今、何が起きても「ミレニアム」の枕詞がつくようになって非常にうざったい。しばらくしたら『ミレニアム殺人事件』とか『ミレニアムテロ』とか『ミレニアム離婚』とか『ミレニアム大震災』とかいろいろ起きそうだ。

まぁ、要するに私は「あんな枕詞がついたところでどうなんねん」と思っているわけだが、今日は見事に煽られた。何に煽られたかというと、ピザヨッカーの2000年記念セット。Sサイズのピザ3枚で2000円、100円割引チケットを使えば税込み2000円ポッキリというヤツだ。思わず年末SMAPがどっかの商店街で「来年は2000年!これは?2000円!」と値切り倒していたことを思い出したが、いろんなものが2000円になることはありがたい。貧乏性だなぁと思いつつ、注文してしまった。ミレニアム効果恐るべし(笑)。

1/12
[Hound Dog 20周年]
少し前のネタだが、「ff」「AMBITIOUS」のハウンド・ドッグが20周年を迎えた。私が大学生をやっていたころは米米、チェッカーズ、中村あゆみ等10周年のグループが多かった。ここらへんのグループはみなデビューも同じような時期で、あれから10年年を取ったのだなぁと思わずにはいられない。

ところで、20周年に際しリーダーの大友康平曰く、「ウチが長続きしたのはリーダーが優柔不断だったから、アレせぇコレせぇとか言わなかったから、メンバーが皆自分の役割を考えてくれた」だそうだ。これは結構含蓄が深い。どれだけスタッフを信頼できるかというのは非常に難しいところで、歩き方や話し方までうるさく言ったり、職務までを規定したり、ミッションだけを規定したりと、自由度の与え方にはいろいろなレベルがある。私はというと、それなりに裁量範囲を広くすべく工夫してはいるのだが、価値観とミッション、それに伴うアプローチ手法の要件までは指示するようにしている。ただ、バンドのメンバーともなるとみなさん強烈な個性(=価値観)とそれに対する極めて高いプライドを持っているだろうし、さぞかしマネジメントは難しかったことと思う。それをなんだかんだで20年維持した彼の人徳と心の器を、結構尊敬した。

1/15
[慶応魂。]
今日はラグビー大学選手権の決勝戦。私は関東学院三連覇の瞬間を見に、国立に出かけてきた。これを書いている時点で多くの方がご存じかと思うが、勝ったのは創部100周年ということで日本中のOBが燃えていた慶応。

戦前の私の予想は、来年はともかく、「今年はまだ関東学院の完成度の方が上」というものだった。慶応が勝っていると思われたのはFL・FB、関東はPR、SO、WTBと、選手の能力でもわずかに関東が上だと言えたし、なんと言っても学生とは思えない怪しいゲーム回し(取れるところで反則を稼いだり、時間帯や勢いに合わせて体力を温存したり、必要なところで殺到して得点したり)とそれをコントロールするナメナメな天才淵上の存在が上回ると思ったからだ。

実際のゲームの進行はというと、互いにミスを連発、特に関東はラインアウトが不安定な上にいつもからは考えられないほどの反則を犯していた。前半は流し気味にして慶応の体力を削っておくという方針で来た(と私は思った)関東が4PGを取られて1T1Gを返すと、関東にとってまずまずの結果で終わった。特に、残り5分から、3点でもいいから返して慶応を安心させないようにしたいところで7点を奪った時には、「ああ、いつもの関東のペースだ」と思った。この先慶応は消耗し、「後半はサイド〜センター間ががどんどん緩くなっていって2,3本関東が取って優勝かな」と思っていたのだが・・・

慶応は全くバテなかった。人数としては関東より少ないかもしれないはずの慶応の小旗は振られまくり、慶応の応援歌は5回近く合唱された。それに後押しされたかどうかは知らないが、慶応のディフェンスはむしろ前半よりも勢いを増し、タックルするたびに止めるどころか1m近く押し返す勢いを見せつけた。淵上と四宮には3人、吉岡にも常時2人以上のタックルが突き刺さり、焦って単純になっていく関東のアタックはどんどん成功の気配を無くしていった。結局終わってみれば後半は無得点。関東は慶応SO和田のキックが冴えまくったことや関東のバックスリーがそれを雑に処理しすぎたこと、慶応が細かなメンバーチェンジで体力とモチベーションを維持し続けたこと、バウンドの運が無かったことなど技術的な敗因は多くあるが、結局応援団も含めた異様な気合いが関東の技術を封じ込めたということだと思う。関東は3年前の早稲田と同様、「伝統」の怪しい力に屈するハメになった。現代の学生ラグビー界で三連覇するにふさわしいチームだと思っていただけに残念だった。

時に、慶応と言えば私の元上司がOBで結構ラグビー好きらしく、当日もスタンドにいるという話だった。去年「来年は慶応かもしれませんよ」と言っていた私の冗談が現実になり、大喜びしているところだろう。Yさんと慶応OBの皆さん、おめでとうございます。

1/18
[クリエイター魂。]
とある漫画家さんのサイトにふらっと行ってみたら、非常に粋なことが書いてあり、「ほぅっ」としてしまった。何はなくとも読んでみてください。

http://www.clamp-net.com/の、message Boardの[01]。炎の言霊に載せることができないのが残念です・・・

1/19
[講師経験。]
今日はクライアント先で、仕事とは関係なくMicrosoftPowerpointの使い方講座をやった。自称「Powerpointを使わせれば世界で1000本指には入る男」としては、まぁぼちぼちの内容だったと思う。仕事と関係なく(つまり聞く側に聞く義務がない状態で)おおっぴらに話すのは初めてだったが、結構面白かった。こんどは小難しい話をして、ややこしい質問に答える経験をしなくては。ちなみに、希望者の方には資料をお送りします。たぶん。

1/21
[吹雪]
・・・が吹いている。視界がないのはもちろん、足下は絶対ノーマルタイヤでは進めないほどのすごい勢いで積もっているし、その積もった粉雪が舞い上がりまくっている。こんなのは生まれてこの方スキー場以外では見たことがない。体感温度を10度くらいは下げそうな風が吹き荒れており、まさしく白い台風。今日は家にたどり着けるのだろうか・・・(今は仕事場)。

1/24
[シンプルな『ことば』]
今日は昼ご飯をお客さんの社員食堂で食べている時に突然閃いたことがある。
2年前、お客さんである某メーカーの室長さんに言われた、「『なぜ』を3度繰り返したら現実的でなくなる」に対する返答だ。要するにあまり多くの仮定をおいて考えても意味がないという趣旨だ。とりあえず言われたときは聞き流して、「一理あるかな」と思っておいたのだが、突然反論を思いついた。内容は秘密だが、大事なのは本人も忘れているかもしれない一言が2年もアタマの隅に残っていたこと。ミーティングの時にうだうだ同じようなことを言い続ける人や、たった一つの事象に対する自分の見解しか述べない人は山ほどいて、何も生産しないばかりか数時間後には忘れられさえしてしまうものだ。
これに対して、価値観を簡潔に述べた言葉は強力なメッセージとして人の心に残る、ということを体験して結構感心した。このケースでの内容の是非はともかく、自分でも心がけねばと思った。

1/31
[スカイパーフェクTV]
今アンテナとチューナー、工事費用をサービスして、視聴料のみで入会できてしまうとうサービスをスカパー(厳密にはデジタルクラブ)でやっている。
元々年末のお金がある時点で買ってしまおうと思っていた私に否やがあるはずもなく、二つ返事で入会してしまったのだが、これが結構面白い。のんびりリモコンをいじりながら漫然と番組を選ぶのが楽しいのだ。もともとテレビを見ない私でさえこのザマ、テレビ以外に特別な趣味のない主婦などにはうってつけのおもちゃだと思う。まだ操作とサービスをマスターしきれていないのが不満だが、ぼちぼち番組の発掘をしていきたいと思う。これは、ちゃんと使いこなす人が入会してくれれば絶対商売になると、初めて思った。



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