日記:2001年1月

リストに戻る>/前の月の日記を読む



1/1
[Happy New Century!!]
あけましておめでとうございます。
何年味わえるかは分かりませんが、とにかく21世紀が始まりました。一昔前のまんがやアニメではいろんなことができるようになったり起こったりするはずですが、とりあえず私は宇宙に行きたい。それさえかなえば後はどうでもいいです。その時までは生きていたい気もしますね。みなさんも、どんな夢を見ても良かったはずの今世紀、極上の夢を叶えられることを祈っています。

語調をいつものように戻して。
今年の初日の出は、ついに銚子まで行ってきた。・・・という表現は適切ではなく、厳密には銚子には行ったのだが初日の出そのものは蓮沼という海岸で見た。関東地方では東の空に雲がかかっていて、6時45分という噂だったはずの日の出を7時5分くらいまで待つことになった。もぉ耳が凍りそうに寒かったんですが(マフラーとか持ってけよ)、雲の間からちょこっと太陽が顔を出した途端、例によって拍手喝采。目の前でじゃれていたカップルの男が向き直って頭を下げ「今年もよろしくお願いします」、彼女のほうは「うん、まぁ・・・」とか言ってこれまた頭を下げる。帰ろうと思うと小学校低学年くらいの男の子が拍手を打っている。まいどまいどいい風景である。
で、なんで銚子で見なかったのかというと、クルマの量が尋常でなかったのと、銚子があまりにも遠すぎたこと。近くのガソリンスタンドでメーターをリセットしておいたら、なんと110kmもあった。しかもその半分以上(60kmくらい)が一般道。60kmを時速20km弱とかで走るのはぞっとしたので、50kmくらい手前で時間と距離を稼いでおこうと思ったというわけだ(おかげで帰りは1時間もかからず帰ってこれた)。はっきり言って、銚子まで高速道路がつながるか、現地で宿を取っておかない限りあそこで初日の出を見ることはないと思う。行きにかかった時間は2時間半、遠すぎるよ銚子!!千葉県のくせに!!

1/5
[もうサボり気味。]
早速サボり気味(がーん)。といいながらここ数日は結構いろんなことがあったのでいくつか。

◎食器が増えた
実家に帰って、たくさんあまっている(と言っていた)食器や毛布をもらってきた。食器は5〜6人分、宿泊の準備はこれで4人分くらいか(もちろん男子限定)。せっかく頂いたのだからなんとか使いこなしたいところだ。何はなくとも、最近実家にはお世話になっている。どうもありがとうございます。

◎家族会議
とある案件について家族会議。円満に終了。数ヵ月後には内容もここに書けるかもしれない。よかったよかった。

◎常時接続
我が家のインターネット接続環境が常時接続になった。グローバルIPがない分面倒な面もあるが、そっちは従来のダイヤルアップでカバー。速度は最速で従来の20倍くらい。これだけ劇的に変わると今まで使っていなかった、動画を使ったサービスややマメにサーバーを叩きに行くアプリも使う気になる。テクノロジーオリエンテッドな、立派なパラダイムシフトだ。早くFTTHな世の中になりますように。

◎秋名山遠征
『秋名山』というのは漫画『頭文字D』での名称。現実世界では群馬の榛名山だ。クルマを飛ばすこと約2時間、群馬を走りまわってきた。山の周りは信号もクルマも少なくきわめて快適。コースの方は山ということもあって高低もワインディングもふんだんにあってむちゃくちゃ楽しい(もちろん怖い面もあるけど)。練習にもってこいのだだっ広い駐車場もいくつも見かけた(当然タイヤの跡がじゃんじゃかついているのだが、ここらの人は心が広いらしく、出入り禁止などにはしていないようだ)。また、ドライバーもドライバーで人、軽トラといえども飛ばす飛ばす。40km制限の道でも踏んでいいところではきちっと80kmくらいで走っていて、非常に快適だった。ストレスを感じさせるクルマはことごとく県外ナンバー(横浜とか品川とか)。群馬ナンバーのクルマはいいクルマばっかりでした。こんなところで育てばみんな運転がうまくなるわけだ。久しぶりに「ここに住みたい!!」と思わせる土地に行った気がする。

で、肝心の私自身はというと、上りで滑りました。他のコーナーはちゃんとした路面だったのに一つだけ砂埃が溜まっているコーナーがあって、そこでズルッと。右コーナーでありながらアンダーオーバーから右ガードレールへ、無理やり振り返して左ガードレールへ、で、さらになんとか切り返して元通りの車線へ。この上なくみっともないタコ踊りだった。他のクルマに見られなくて、じゃなかった、ぶつからなくて良かった。下りだったら間違いなく激突だったと思う。ふぅ。

◎今年の抱負
・・・を書くのがここでの恒例だったような気がするが(厳密には元旦に書いてきた)、今年は私の中で分かりやすく書きやすい目標がはっきりしていないので、9日の初出勤までには書こうと思う。決まっていることといえば、初出勤までに間に合えばいいということからわかるように、純粋にプライベートな目標は今年もないということだ。いいのかなぁ・・・

1/7
[おでん屋ひで。]
今日はこの連休で、いや、この冬必ず作ろう!!と思っていたおでんを作った。だしを取るための具はまぁ入れるとして、私の好きな大根と豆腐、卵と牛すじをこれでもかというくらい突っ込んだ、非常に満足度の高いものになった。気になるのは作りすぎたことで、ちょっと食べてみた感じだと明日中に消化するのもしんどそうだ。もっとも、明日も明後日も、どんどん味が染みておいしくなる(はず)なのでそれもまたよしだが。なんといっても、おでんを『食べなくてはならない』というこの贅沢。あぁ、作ってよかった。

1/8
[今年は・・・]
さて、今年は何をしようかなということなんだが、あいかわらず「書きやすい」「分かりやすい」ことは書けそうにない。というのも、昨年後半くらいからどっちに進みたいのか、非常に悩ましい状態になっているからだ(これは外部環境とはまったく関係ない)。ちなみにこのレベルの重さの悩みは8年ぶりで、久々に気合を入れて考える必要がありそうだ。

これでもかというほど時間のある学生時代だった前回でも、長らく考えてきたことを覚悟するのに1〜2ヶ月かかった。今年はこれをズバリ3ヶ月、4月1日までに確定させることを一つ目の目標にすることにした。で、これに基づいてその後の目標もガラリと変わることになる。その後の目標というのは基本的にはキャリアプラン中心になるはずだが、場合によっては「キャリア」と呼べないキャリアプランになる可能性も大だ。ということで、非常に分かりにくくてなんだが当面の目的はこの先5年くらい(今回は20年くらいのスパンになるかも)の方向性を定めることとする。




・・・いや、考えてないわけじゃないんですがね。

1/12
[ミーティングマラソン]
今日は朝からミーティング5連チャン。5:50自宅発、6:50羽田発、8:00伊丹着、9:40クライアント先着、10:15・11:15・13:15・15:00・16:30ミーティング×5、17:45クライアント先発、20:00伊丹発、21:15羽田着、22:00自宅着。話すのが大好きな私だが、はっきり言って当分プレゼン・ミーティングの司会はやりたくない。誰か代わってくれ・・・

1/13
[学生さんとひさびさに。]
%タイトル%・・・飲んできた。
昨年も今ぐらいの時期に同じようなことがあったが、まいどまいど、学生さんが考えていること、知っていることを知るのは勉強になる。面接のときの平均水準の参考にもなるし、新人としてトレーニングやプロジェクトに参画したときの心構えを推し量る上でも参考になる。この業界は年々人気が高まっていくぶん学生さんの平均水準も豪快に変わるのでマメな情報収集は大事なのだ。

・・・で、感想を一言。
うーん、昔と違って情報ソースが中途半端に増えた分、つぎはぎの情報に基づいて理解しちゃっている人が結構多い。なんだかんだで実際に働いている人間(しかも裏方の事情まで把握している人)との接触はまだ少ないらしく(というか多くなる日はこないかも)、当分こういったネットワークの需要はありそうだ。何か一工夫したいところですな。

1/14
[ギャラリーに行く。]
今日は、なぜか我が家にかかってきたテレマーケティングにひっかかって絵を見に行った。電話口で「話がおもしろい人やな」と思ったのがひっかかった理由だったがその通り、何がおもろいのかわからないが(天然だからか?)結構楽しめた。

そんなことはいい。
問題はそこに掛かっていた絵だ。その中の一枚、「たゆたっている」でも「猛っている」でもない、力強いとも穏やかともいえない絵に結構惹かれてしまった。50万円とのことだが、ひょっとすると買ってしまうかもしれない。とりあえず、今の年収をどうやりくりするかを考えてからにしないと。我が家に絵。似合わんなぁ・・・

1/15
[スリッパ生活。]
もう2週間目になるのだが、最近部屋の中でスリッパを使うようにしてみた。もともとキッチンには置いてあったが、さらにその他の部屋用に2組買ってある。足先の冷えまくるこの季節にこれがまたミラクルフィットしていて、朝起きた瞬間から家を出るまでの付き合いになっている。靴下を履くのがうざく、熱もこもるのに比べ履いたり脱いだりが楽チンなこのアイテムは予想以上に使い勝手がいい(足も汚れないし)。また、感じの違う2組を履き替えるのもまた楽しい。近いうちに、選ぶときに外しておいたルームシューズを買うことになりそうだ。靴を履き替える趣味もないのにこのハマリ具合、いつか靴の数よりスリッパの方が多くなってしまう可能性さえありそうだ。

1/18
[セールスセールス!!]
今日久々にオフィスに帰ったら、新しい仕事が舞い込んできた。曰く、「来月から獲りたい仕事があるから提案書書いて。で、獲れたらお前がやって」だそうだ。この会社でやりたいこと、残り2つのうちの一つ、セールスの機会がやってきたというわけだ。締め切りはわが社ではありがちなむちゃくちゃさで来週の火曜。まぁ、善処しましょ。

1/19
[火の車。]
今週末に絵を買おうか買うまいかを決めるため、現在の可処分所得を算出してみた。収入の中から会社での立替分と臨時収入を抜き、光熱費、ローン関係、通信費等を引いてみる・・・がーん、残った金額を見てみると、私が毎週下ろしている額とほぼどっこいどっこい。飲み会なんかをやってしまうとこれにさらにどーんと1万円くらい乗ってしまうわけで、うかつに臨時出費をしてしまうわけにはいかないことが明らかになってしまった。すっごく気に入っていたのに・・・H松さんすみません。買えません(涙)。
ということで、なんとか生活水準を上げていくためにさらに働いたりいろんなことをする必要が出てきた(あたりまえ)。なんかどーんとでかいことをやらねば・・・

1/20
[読書。]
今日は中古のまんが屋さんに行ってきて、私のお気に入りの漫画家さんの、まだ読んでいない作品を買ってきました。漫画とエッセイを足したような構成で、作者さんが「伝えたい!!」と思ったことを4ページくらい描いて、後にエッセイを2ページくらいくっつけた構成です。両方あわせて読むとこれがまたほんわかして非常にいい感じです。

私が読む漫画にはいろいろタイプがあるのですが、その中に一部、こうした『ほんわか』するためのものが混ざっていて、本棚の中でも他のものとはちょっと違う、扱いやすいところに置いてあります(同じ棚にはほんわかしないけどバイブルな『北斗の拳』も並んでいますが)。普段はあんまり感じない(ようにしている)感覚でいっぱいになって、いろんなことを考えます。たぶんそういうときの私はかなりナニでしょうから、とても人には見せられません。

それはそれとして、私はこうした感覚を残しておくことはとても大事なことだと思っています。普段とまったく違う人格を思い出し、理解することで、いろんな人のいろんな感情を理解するための「幅」を持つことができるからです。漫画に限らず、我が家にある本はみな、それぞれの属性が持つ方向性・指向性に合わせていろいろなところに私の感情を連れて行ってくれます(意志はそうそう動きませんが)。私にとって、これほど重要なアイテムはないかもしれません。

ちなみに、今日のこの文章がですます調なのはこの作品の影響です。作品の(=各々のエッセイの)テーマとはまったく関係ないのですが、「人に何か伝えようとするときの話し掛け方がずうずうしいものであるのは好ましくないかもしれない」と思うようになったのでこうしてみました。まぁ私はガラの悪いヤツなので明日には直っているような気もしますが、今日はこんな気分で。

1/24
[何様!?]
今日は夜から2件面接。
で、ついに初めて応募者を落としてしまいました。一応理由は『彼のやりたいこととほぼ同じことを現状でもやっていること(もちろんちょっとレベルが上がるから転職したかったわけですが)』『社会人経験豊富な割には考えが浅く、ウチの会社では希望年収は出せそうにない』と、私のアタマの半分は納得しているのですが、もう半分のアタマが『アンタ何様!?』と言っています。確かに普段から人の値踏みばかりやってもう5年以上ですからそれなりに確度はあると自負していますが、大体人が人を評価して、相手の人生を左右してしまうということそのものが傲慢とも思えるのです。

自分自身に対しては「いつでも不要になったらクビを切るべきだ」と思っていますし、上司にもぜひそうして欲しいとずっと思ってきたのですが、今日初めて、クビを切らなくてはならない人間の気持ちを知りました。『思いの外しんどいなぁ』と思うのと同時に、『これに慣れて傲慢にならないようにせねば』と思い直しました。まる。

1/25
[演歌への道。]
今日は久々にクルマの中で歌い倒しました。
喉というのは使うことで鍛えられるもののようで、私の場合大体久しぶりに歌うと数十分〜1時間くらいの間はカラオケ用の声にはなりません。で、かつて燃えまくって歌っていた曲をしばらく歌っていたのですが、以前ほど「昔の声に戻して歌ってやろう」という意欲がなくなっていることに気がつきました。

普段の声のまま歌えるものとなるとバラード系だけになってしまい、自称若者としては失格になってしまいます。今日は辛うじて「それは許せん」という意志が勝ってくれましたが、どんどん喉を鍛える意欲がなくなっていくのはもう確実とも言えます。

そしてこの延長が『演歌』。子供や学生の頃イヤだった「こいつら演歌しか歌わへんねんなぁ。ああはなりたくないわ」と思っていたおっさんに自分自身がなる日が近づいてきているようです。がーん。



・・・あ、でも私演歌ってほとんど知りませんね。ん、ということはもうカラオケも行けなくなるか。さらにまずいじゃないですか。ヤバ。



TOPに戻る