日記:99年9月
<99年9月の主な出来事> 学生生活。太った・・・ 最初で最後のスキンヘッド。 クルマ買っちゃった!! 9/11 9/12 そうしてたどり着いたこんぴらさん。ホテルから奥の院まで休みなしに歩いて,恥ずかしながら足がガクガクになってしまった。もう今日は動けないっス・・・明日は高知入りだ!! 9/13 何が秘境かと言えば、一車線の道の一部が工事中のガードレールなしという危なっかしさ。「山と渓谷」をそのまま絵にしたような風景もまたすごかった(本当の木の吊り橋を渡った)が、「人がなかなか来ないんだなぁ」というところに秘境っぽさを感じた。普段は片側一車線の追い越し禁止でも鬱陶しいのに、おそるおそるの一車線すれ違いばかりで、二車線あるだけでうれしくなるようになってしまった。 山を抜けて高知市。坂本龍馬の銅像を見て竜頭岬、桂浜でごろごろしてきた。桂浜は特に砂がきれいな浜というわけでもなく、いろんなサイズの丸石が転がっている浜だったのだが、普通の浜と違うところは空き缶や割れたビンなどのゴミが落ちていないこと。坂本龍馬(の銅像)のお膝元のせいか、あの海は妙に大事にされているようだ。そもそも、夏休みの宿題でもあるまいし、「竜馬がゆく」の文庫を買っていく女子中学生が転がっている土地などそうはあるまい。茨城県でジーコが神なのと同じように(そうだと思うんだけどなぁ)、高知県では坂本龍馬が神のようだ。戦国マニアの私には残念だが、かつてこのだだっ広い四国を統一した土佐の出来物、長曽我部元親などほとんど相手にされていないようだ。 ところで、ついに1000kmを走破したこの旅行も明日の夜に東京行きのフェリーに乗って終わることになるのだが、全体を通じて気になっていることがある。一つはタンクトップ型にきれいに焼き上がった日焼け。今日丸一日かかって焼けたのだが、これを書いている時点でもう皮が突っ張ってきている。明日の朝の痛みはいかばかりかと思うとぞっとする。もう一つはこの一週間の大食いだ。木曜日に大阪で大学時代の友人と飲んで以来、名古屋で、京都で、四国でと食べまくりだ。とくにこの2日で5食も食べたうどん、30分ほどのはずなのに1万円近く食べてしまった土佐湾の魚類(かつお、あじ、うつぼ、あん肝、しんこ、鯨、あなご)他もろもろはやりすぎた。東京で体重計に乗るのが怖い・・・ 9/14 9/17 理由にはいろいろあるのだが、おおざっぱに「まだカネを稼げる人間になっていないと思ったから」といったところに集約されそうだ。例えば次回以降スムーズに別の会社に移れるかと思うとまだダメっぽいし、どこかの会社に入ってお客さんからお金を払ってくれる仕組みを作れるような人間でもなさそうだということ。この先2年くらいで、とりあえず前者はクリアしようと思って同業に移ることを決めた。 もう一つの理由はお金を貯めようということ。最近私の友人(こないだまでの後輩)がビジネスをやろうという話があったのだが、今私がカネを持っていたらそれに混ざっていたと思う。今後同じような機会があったときに逃さないようにしつつ、カネが貯まるまでに機会を準備するようにしたい。 9/19 9/22 タイトルを読んでなんのことかわかった人は何人もいないと思うが、週刊マガジンでやっているボクシングマンガ、「はじめの一歩」の青木である。こんな「とっておき」なんだろうとは思ったが、ものすごぉく効いてそうだ!!勝っちゃうのか!青木!! プロボクサーのH!!あんな状態でアゴに食らって、立てるもんなんスか!? ・・・くだらんネタですんません。私鴨川ジムのTシャツが欲しいほどの「一歩」ファンなもので。 9/23 9/26 9/27 とはいえ、ほとんど床まで踏みっぱなしで常にパワーバンドを外さないところや、当たり前なのだろうが全周同じラインで走り続けたのには感心した。両方ともブレーキシュー意外はノーマルだということなので、私もアレを目指して乗ろうと思った。 さて、以前にも書いたがもてぎは水戸と宇都宮の間にある。今回は水戸から行って宇都宮から帰るというコースにしたのだが、ついでに宇都宮唯一の名物を鑑賞、賞味してきた。それは餃子である。なにやら宇都宮市は一人当たりの餃子消費額日本一だそうで、世界に一つしかないだろう「餃子のビーナス」像などというものが立っている。そこかしこに並んでいる「宇都宮餃子」というものも食べたのだが、普通の餃子との違いははっきり言ってわからなかった。ただ、量の方は尋常ではなく、レディースセットとやらが焼き餃子5個、蒸し餃子6個、揚げ餃子3個、水餃子2個にライスと杏仁豆腐というヤケクソな量だった。ちなみにメンズセットはライス大盛り。餃子消費額が一番なんじゃなくて消費数が一番なんじゃないか、というのが感想だ。で、実際のところなんで餃子消費量が一番なんだろうかというと、駅のまわりを見た感じでは単に「中華料理屋以外の食べ物屋があんまりない」のが理由なのではと思う。高知もお店の少ない寂れた街だと思ったが、宇都宮も規模こそ大きいものの芸が少ないという点では魚だらけの高知のはるか下を行く街だった。 9/30 新たな会社に入るに当たって、とある友人からこんなことを言われた。『あんたの信じる道を行きな』非常〜によく聞く言葉なのだが、普通の人はこれに応!!と答えることができるのだろうか。私はそもそも「信じる」という言葉そのものにもいろいろあって、「考えもせずに思いこんでいる」「思いこもうとしている」から「自分の本質を理解した上で固く信じている」まで、自分が信じていると思っていることについても非常に大きな幅があると思っている。 私は今回の選択に全く後悔はないが、それが「信じる道」かどうかは甚だ疑問だ。友人に向かって「最も適切な言葉はなんだろう?」と私が考えたのがコレ。「とりあえず今の自分が自分に最もふさわしいと思っている選択」。まぁ、せいぜいこんなもんでしょ。さぁて、本当にふさわしかったのかどうか、確かめに行きますか。 |