* ものすごい開き方ですね・・・2週間か・・・

* 今日は最近始まったプロジェクトのメンバー(-2)と晩ご飯を食べました。ダイエット中で晩飯は抜くって言ってたのに・・・

* はじめは取るに足らないネタばかりだったのですが、そこは若造とは言えこんな仕事をやっていてスレまくっている我々、いつの間にかワークスタイルだのマネジメントスタイルだのという難しい話になってしまいました。今のプロジェクトにはマネジャーが2人いて、主にその間で各々の考えを話し合ってみる、という構図になったのです。

* そこで出た面白い問いかけが『どんな人に共鳴できるか？』というもの。彼の答えは『精一杯やっている人』で、私の答えは『勝ち負けに関係なく「公」を意識した行動を取れる人』(ご存じ雀鬼流麻雀の基本思想です)でした。

* これは例によってわかりにくいらしく、『それと「一生懸命やって勝つこと」ってなんか違うんですか？』という質問も出たのですが、あんまりうまく(納得できるように)説明できないので適当にすませました。

* 大事なのはなんで私が何度(も何度も^∞)考えても同じ所にたどり着くのは何故か。結果が出ないことや端から見た頑張るレベルの違いと関係ないのはなぜか、ということ。

* 帰りの車に乗りながら考えると、先の答えはちょっと違っていて、『行動に「意味」を持たせることが出来ている人』という風に表現できる、と思いました。

* 決定をして責任を取る人、行動に責任を取る人、これらに誇りを持てる人、究極的には命も賭けられる人。賭けないといけないことが(無意識にでも)分かっている人、という意味合いのようです。

* つい最近やっと観た2001年宇宙の旅では、モノリスが全ての知を持っていて、人類なんかには理解できない構造や情報量であることが表現されました(と私は思いました)。ヤマモトヨーコという小説では、同じく宇宙の構造を創ったかもしくは全て理解しコントロールできる存在が、環境と論理と存在のルールによって作ることができる「意思」を持った存在(ここではあらゆる平行宇宙上の一人を除く全ての人類)に対して全く反応せず、完全に主観的で傲慢な、しかし何者にも作られない/操作されない「意志」を持つたった一人の存在にのみ反応しました。「ARMS」においては、(人類から見れば)無限といえる生命活動が可能な鉱物生命体が未来を創ろうとする意志を持った脆すぎる炭素生命体、人類に憧れました。

* また、雀鬼流麻雀では「振り込み」と「和了」は(意味の大きささえ同じであれば)等価値であると説き、カヲル君は「生と死は僕にとっては等価値だ」と言いました。

* 動物と知的生命体を分かつものは、自身の「存在」を自覚し、それが自然が創ったシステムから生まれるものではなく、「存在」という概念/条件だからこそ生むことができる、意志の有無にあると思います。雀鬼流の説く「意味」というものは、自然の流れが作る強者と弱者を作るその場のルールに対して、(なんらかの目的のために)プラスの方向にしろマイナスの方向にしろ動かそうとするベクトルそのものを指していると私は思います。

* 30年弱生きてきてそんなことしか言えないのか、という気もしますが、世の中、神様が設計した生物の本能と、生態系や経済等のロジックで動かされている人がほとんどなんじゃないか、ここを越えていかなければいけないんじゃないか、と私は思いますし、今後もいろんな形で、「意味」を作り続けていたいな、と改めて思いました。

* ・・・飲んで夜遅くなるととりとめもないですね。