* 身の回りに聞いたところほとんど知られていなかったようですが、ラグビーのW杯が始まりました。
* 5チームでリーグ戦を行い、2チームだけが第二ラウンドに進めるというルール。普通に考えれば2敗したら終わりです。正直言って日本の実力はプール内最下位。特に優勝候補のフランスにはほとんど勝てないだろうということでこの緒戦からいきなり背水の覚悟で臨むことになっていました。
* で。
結果だけはご存じの方も多かろうと思いますが35-11で負け。第二ラウンドに進むという目的を果たすのはほぼ不可能になってしまいました。
* が、内容としては概ね好評だったように頭を垂れるだけというものではありませんでした。非常に集中したディフェンスで耐え続け、解説していた平尾が言うように、「日本が勝つならコレしかない」というシナリオ通りに試合を進めることが出来ました。
小野澤がトライするまでは。
* 点を取った後に緩んでしまうというのはサッカーの代表同様で、一番脆くなってしまう時間帯に見事に2トライ取られ、試合を終わらせられてしまいました。
* どうもこの辺り、第三回以前のメンバーに比べて頼りないと思ってしまうのは私だけでしょうか。一山越えた後が最も危ないというのは勝負事の基本。ラトゥや大西や大八木、あるいは清宮のようなメンバーがいればこういう時に締めてくれたのではと思いました。
そういえば、今のメンバーには不利なチーム力でありながらギリギリの勝負を勝ち抜いたという経験を持っている選手が少ないように思います。どの選手の所属チームも勝つべくして勝った、あるいは負けてきたという面が強くはないでしょうか。強いて勝負勘を得る機会を重ねてきたであろう選手と言えば松田や箕内、坂田くらいでしょうか。三洋に追いつめられたとか、明治と競り合ったとか、そういう互角の戦いが最近のリーグ戦では見られなかったように思います。
* そうなると、ムチャクチャ中途半端な時期に始まった日本のプロリーグにも一応期待せねばなりませんね。互いに研究して、緻密な試合を積み重ねて欲しいものです。
* まぁ辛気くさい話はこれくらいにしておいて。
W杯における日本ラグビーの目標は相変わらず「1勝」なので、入念に準備してアメリカかフィジーを倒して欲しいと思います。フランスはもちろん、この2ヶ国のどちらかを捨てゲームにしてでも1勝をもぎ取るくらいの戦略を持って戦って欲しいですね。
某コン○ェデみたいに単純に選手を並べて疲労させたら簡単に全敗しますからね!
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