* 実は先週の月曜日、初めてうどんを作ってみました。
* 結果はもう自分で自分を死刑にしたくなるくらいの散々の出来。打ちの時点でコシは出てないわムラはあるわで、そもそも茹でる以前の問題。生地にムラがある上に太さもバラバラなものだから(柔らかすぎる時点で素人にはとても打ちにくい)ゆであがりは更にひどい。
* 昆布ばかりが強すぎたダシの失敗も相まってこの世のモノとは思えない出来になってしまいました。1kgを切って半分を茹でて、残りの半分をもう一度玉から寝かし直し・打ち直してほんのちょっとマシになりましたが、こんどは固すぎ。茹で上がりにコシと滑らかさの両方を求めたい私にとって、道はあまりにも長いようです。
* そうして自分で大失敗してみると、いつもの「すみた」「綾」の大将の仕事を見る目も変わるというもの。打っている間は生地の状態を、茹でている間は時間や茹で具合の確認の仕方を、出されてからはうどんの太さ・茹で状態・ダシの味を今までとは違った気合いで見るようになりました。
* もともとすばらしいうどんだと思っていましたが、自分で作るとその偉大さが幾万倍にも感じられます。今までいろんなお店に「イマイチ」というようなことを言ってきましたが、うどんと呼べるものが作れるようになるまでしばらく人のことをどうこう言うのは控えるようにします。今までにダメ出ししちゃった店の店主さん、大変失礼しました。
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