日記:2000年2月

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<2000年2月の主な出来事>
久々に京都へ。そこはpromotionの試験の場だった。
ML経由で面白い方々と会う。キャリアパスが見え始めたぞぉ!!
麻雀、やんなるくらいボロ負け。最後の日曜日に復活の兆し。



2/7
[帰京。]
・・・というと普通は東京に帰ることのような気がするが、私的には京都もみやこの一つで、非常に貴重な「帰ってきた」と思える場所の一つだ。だから帰京。
今週から、(何ヶ月になるかはわからないが)京都で仕事をすることになった。四条大宮の近くにマンスリーマンションを構えての滞在。普段なかなか会わない友人や先輩後輩を呼んで遊びたいと思う。

とりあえず今日の晩は学生のときに非常にお世話になった元田中の定食屋さんで、麻婆丼と五目そばを1050円で(わざわざタクシーで出かけて)食べてきた。やはり基本として、あと天一と王将、そしてなんとか平日に時間を作って久留味(くるみ)に行きたいところだ。

2/11
[九連宝燈!!]
今日(というか昨日)は新人の歓迎会の後夜3時くらいまで麻雀、その後は私1人でさらにフリー雀荘で昼近くまで打っていた。
最近の傾向をそのまま映し、今日もボロ負けだったのだが、そこで初めて見た役満がタイトルにある九連宝燈。4人麻雀では初めて見た。よりにもよって打ったのは私だったのだが、そんなことは関係ない。あまりにも珍しい役満に店内の客がぞろぞろ集まり、皆で祝福した。振った私もすぐ飛んだわけではなく、そのまま半荘は続行され、オーラスでは7000点くらいにまで詰めることが出来たのだが(詰めたのも私(笑))惜しくも逃げ切られた。良かったのは和了った人をみんなで祝福したこと。若い人が集まる雀荘でみなかなりの麻雀好きなことを再確認した。もう店長さんや店員さんにも顔がワレてるし、もっともっと通いたくなった。

2/12
[マンスリーマンション。]
今、京都は四条大宮近くのマンスリーマンションからこれを書いている。
私はなぜか地方周りが多く、ホテル住まい・アパート住まい・寮住まいと一通り経験しているのだが、このマンスリーマンションというところの住み心地は最高だ。寮やアパートではふとんや机などの生活必需品の調達が必要なため、いつもクルマで運んでいたのだが、ここにはパイプベッド、テーブル、テレビ、ビデオ、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機など、普段私が東京の家でも使っていないようなものまで揃っていてすこぶる快適だ。
今さっき不動産屋さんの人に説明をしてもらって、『全国チェーンですので今後ともよろしく』と言われたが、こちらこそ使わせてくださいという感じだ。いやあ、なんでも使ってみるものですな。

2/14
[関西OL・・・]
京都で仕事をし始めて5日目になる。
さすがに新しい仕事場にも慣れてきて、周りがよく見えるようになってきたのだが・・・困ったことにヘンなことに気がつくようになってしまったのだ。
それは、「関西弁をしゃべるOLはオバサン化が異常に早く感じてしまう」こと。

私もそろそろ30(才)が視野に入ってきたりっぱなオッサンだが、周りに多い同年代の女性社員もご他聞に漏れずオバサン化が始まっている(男性読者ばかりだから書けること)。まぁ30年も生きてしまったらそれも仕方ないのだが、心がオバサンになり始めた女性の関西弁は聞くに耐えない。子供や若い女の子、おじいさんやおばあさんが話す分にはかわいげやあったかさがあっていいのだが、いわゆる電車の中でクソやかましいオバハンになり始めている人間が、社内の電話などでがなり立てているのは結構キツイものがある。気持ちが若い子のは逆にかりいいのだが・・・

私の父は関西弁を生理的に受け付けないと公言し、私の実家での肩身を狭くしてくれているのだが、彼は仕事でこの「オバサン的関西弁」を聞きすぎてしまったためにああなってしまったのだろうか、とまで考えた。ホント、キツイっス。

・・・と、これだけ言いたい放題言っておいて、インデックスに日付を打っているうちにマズいことに気がついた。



・・・今日って、バレンタインデーだったんだ・・・がーん。

2/15
[ふるさと?]
私が京都に来て数日経つが、今までに渡り歩いた街と大きく違う点があることに気がついた。妙に安心するのだ。
土曜日の夜からこちらに住んでいるが、昼間に街を歩いていても、夜中に道を歩いていても、なんとなくどこを歩いていてもいいような気がするし(我ながらヘンな感覚だ・・・)、何かあってもなんとかなりそうな、してくれそうな感覚がある。これが「地元」というものなんだろうと思いつつ、生まれて初めての感覚にちょっと気恥ずかしくもなった。 たいていの人にとっては当たり前なのだろうが、私にはかなり新鮮だった。まだまだ世の中には知らないことがたくさんあるということか。

2/16
[自戒と自壊]
今日、突如思い出して、先々週までお世話になった郡山のクライアントに向けて顧客満足度アンケートを出した。これは、私が長くお世話になったクライアントと、部下が付いたときにはその部下に、私自身のアウトプットとマネジメントについて、「もう終わっちゃったんだから言いたい放題言ってしまえ」という状態になってから意見を聞いてみる、というものだ。

こういった意見を聞いておくのは非常にためになる・・・というのは一度この日記でも書いたのでいいとして、今日ためになったのは、名古屋のクライアントからもらった以前のアンケートと、それとは関係なく、プロジェクトチームに対する意見を集めたアンケートの内容だ。

このクライアントでのプロジェクトは結果的には(ほぼ)完全な失敗で、私はクライアントのためになる成果を何一つ挙げることができなかった。私はプロジェクトを戦場(いくさば)とするコンサルタント。ということは、そのプロジェクトにおいて私は負け犬だったわけだ。
『結果が出せなければ死ね』を基本理念とする我々プロにとって、成果が出せないなどということは当然許されないことだし、後者のアンケートに数多く書かれている、プロジェクトが始まったばかりのころの期待に対してなにも実現してあげられなかったことを思い出すことは非常に腹立たしく、のこのこ名古屋に出かけるのが恥ずかしくてしょうがなくなる。私は増長し始めるとこのアンケートを見て「今ならアレをなんとかできるのか?」と自問自答するのだが、未だに「絶対に成功させることが出来る」という確信を持つことはできない。

最近大した挫折もなくかなり増長していたのだが、改めてこれらのアンケートを見て自戒した。効果絶大、これが私にとっての「初心」なのである。

2/20
[メールマガジン化計画。]
金曜土曜と、以前書いたメーリングリストで知り合った方(と以前から知っていた方のちゃんぽん)と会ってきた。先週末も学生主催の勉強会に出て、いろんな背景を持った方の意見、価値観、ビジョンを聞いて非常に刺激を受けた。
ありがたいことにこのホームページの読者になってくれた方も多く、「書きかけのところの続きはまだですか」とまで言われてしまった。そうは言われなくとも、この日記のページなどは私がつまらん人間になっていけば(ぜんぜん仮定じゃないという説もアリ)それがすぐに反映されるわけで、会って話すときと同様、この先も興味を持ち続けてもらえるように面白いネタを考え続けなくてはと気を引き締めた。

さらに、これはちょっと商売っ気の混ざった話なのだが、「一部内容をメールマガジンにして定期的に配ってはどうか」との提案もあった。いつか商売をする際の身内/相手となってくれる人脈を広げるためのツールとしてはカネもかからずよいのではないか、という提案だ。
正直、この日記のところでさえも定期的に書き続けるのはしんどい(そういうことは定期的に書いてから言え>俺)。ましてほかのコーナーならなおさらだ。が、なんといっても言ってくれたのは私が攻めたい業界の方。この業界にウケる可能性があるとなれば考えないわけにはいくまい。
・・・と意気込む一方で、このメールマガジン発行という計画には大きなリスクがある。品質の問題だ。あまりにも品質の低いまま、ただ読者が増えてしまうと、「発行人=たいしたことのないヤツ」という固定観念を醸成してしまう可能性がある。実際いまのところ「たいしたことのないヤツ」ではあるのだが、将来「イケてるヤツ」になったときに脚を引っ張るような形ならやらないほうがいい。

ということでどう計画するか。
とりあえず、「結果的に何も発行しないというオプションを絶対取らない」「2000年中の達成目標である『発信範囲の拡大』の1テーマと位置づけ、ダンコ2000年中に活動を開始する」がパッと浮かんだ。これらを実現するということは、1年間で「イケてるヤツ」になることとあまり変わらない。無茶だ。

無茶にもかかわらず計画は無責任に(もちろん私によって)立案され、各週で1年分、26回分くらいの目次と、10回ぶんくらいの内容を作って、提案者のKさんや、適切と思われる知人に品質のほどをレビューしてもらうことにした。「同僚や仕事上の関係者にウケるか」という訊き方だ。そこでなんとかウケる形になるまで考えてしまおうという方針でいくことにした。今。
目次のレビューを4月末、内容のレビュー(初回)を5月末にすることにしましたんで、Kさん、そのときはよろしくお願いしますm(_ _)m。

・・・となると今のページみたいに、特定読者向けに無責任に書きたい放題やるわけにもいかなくなるわけだ(MLだけの話だけど)。やっとこネット社会人になりそうな気がする。いや、ならねば。

2/22
[営業マンになれ!!]
まずは毎日この日記を読んでくれているごく少数の読者の方にお詫びがあります。20日の日記において、私が新規に発行を企んでいるものは、「メーリングリスト」ではなく「メールマガジン」でした。『アレ?』と思った方、あなたは正しいです。

というところで本題。
今日は、mentoringというものを受けた。私は前の会社で聞くまで知らなかったのだが、要するに特定の先輩にスキルアップなりキャリアなりについてお互いの意思を伝え、相談することによって方向性を決めていこうというものだ。私のイメージとしてはcouncelingの双方向版という感じ。元々黙って人のcouncelingを受けるのなんて大嫌いな私はこのスタイルは大好きだ。

で、このmentoringの内容だが、まあSkill Developmentみたいなありがちな話が一通りあるのは当然として、キモはpromotionつまり昇進に向けての期待役割。これが今までと決定的に異なることを言い渡された。タイトルにある、「営業をしろ」ということだ。我々が売っているのはコンサルティングサービスということで、何かクライアントが買ってくれそうな提案を、買ってくれそうな人に、買ってくれそうな気分にさせて売りつけることを要求されたわけだ。

これはありとあらゆる意味で今の私には難しい課題だ。ここ1年ちょっとできることばかりやってきたような気がするが、久々にストレッチしてもらうチャンスだ。相手あってのことでいろいろと問題が噴出することが予想されるが、まぁ一応はまだ自称若者の私、あんまりさぼっていては(いろんなところに)贅肉がついてしまう。ちょうどよい、のだろう。
よっしゃ、気合い入れとこ。やってやるぜ!!!



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