日記:2000年8月

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<2000年8月の主な出来事>
(私の研究室の)トライアスロン(の麻雀の部)初優勝!!
大ハマリした某HP閉鎖。『普通のビジネスパーソンに戻ります』



8/31
[意識無く辞表を出すおバカさん。]
今日は東京の事務所でお仕事があるということで、珍しく平日の朝に東京に飛んで帰ってきた。ちょっと奮発してスーパーシートに乗ると、新聞が読みたい放題。ぱらぱらとめくっていると、日経に「歴代の官房長官に聞く」といって前官房長官の青木さんの話が載っていた。あきれ果てたのが「政治家はアタマの8割〜9割は選挙とカネのことを考えていて、政策や外交のことはほとんど考えていられない」とのコメント。

別に彼くらいのレベルの人間が何を言おうが基本的に知ったこっちゃないのだが、ここまで来るとあきれるだけではなく、さすがに頭に来る。数日中に誰かが問題として指摘することになるかも知れないが、仕事をしない社会人がクビになってしかるべきであるのと同様に、政治をしない政治家はクビを切られるべきなのだ。現状では真実なのかも知れないが、こんなことを一般人が言ったら『私をクビにしてください』と言っているのと同じだ。ホント、頼むから政治家辞めてくれ・・・

8/28
[夏の終わり。]
くっそぉ〜先月の日記のペースに負けた!!悔しい!!
そんなことはいいとして。
先月から出かけていた期間限定のホームページが一旦の凍結を宣言した。非常に(最も!?)大事な掲示板とメールアドレスは残るので私的には実は問題ないという説もある。そんなことより大事なのは私自身が気分を切り替えること。最近非常に嬉しくなりそうなことが一つ、むちゃくちゃ気合いを入れて考えなくてはいけないであろうこと(しかも結構面倒な行動をしなくてはいけないこと)が一つ、個人的なのでさぼりようもあるけど考えて置いた方が良いことが一つと、今世紀の終わりに向けて忙しい。7年ぶりの(ココロの)夏休みは満喫したことだし、気ィ入れて行こか。

8/23
[Milleniumということ。]
ドラッカー『プロフェッショナルの条件』を読み始めた。買ったときの心構えとしては、「まぁ聞いたことのある話ばっかりだろうけど、刺激を受けるために読もう」だったのだが、第一章から読み始めて全然違う刺激を受けた。個人や組織の話に入る前に、これまでの社会の中で「知識」とか「智恵」がどのような役回りを演じてきたのか(人類がどのように扱ってきたのか)の歴史について延々と一章かけて書いてある。一応歴史好きということにしている私だが、ちゃんと研究している人の考察の深さに感動した。と同時に非常に羨ましく感じた。

考え事をしていて面白いと思うのは、いろんな情報を読み込んでカラダで理解できるようになった上で「要するにこういうことってコレに基づいて決まっちゃうんだよね」というような原則を分かったような気になるときだ。著者のように歴史を研究した人間はその情報を数千年分(のうち残されているものだけ)読み込んで理解と判断をする楽しみを満喫しているわけだ。こんなに羨ましいことはない。最近哲学書を読み始めようと思いつつあるのだが、一段落したらまた歴史を学ばなくてはなるまい。

この著書の中では「人が知識を大量の文書に記すことが出来るようになってから100年、伝承のみが可能だった技能が伝播可能な技術として扱われるようになって200年」とか、数十年〜数百年のスパンで人類の成長を追いかけている。そういえば今年のアタマや昨年末はMilleniumという単語をやたらと見かけたが(だから今年結婚する知人が多いのか!!)、これまでの数千年紀には数百年を経てのブレイクスルーとその準備・定着のための数十年がいくつも積み重なっているのだ。一つ一つの変化の大きさに関する知見を読んでいると、なんて長い期間、智恵を継いできたのだろうと感動する。別に人間がいつ滅亡しようが知ったこっちゃないと思っていた私だが、これだけの智恵を造りあげてきた、この先もより進歩するであろう人類が滅ぶのはちょっともったいないと思った。

8/22
[老化!?]
今朝は12時に寝たのに3時に目が覚めた。なんでやねんと思う前に鳩尾のあたりに激痛が走っていた。基本的には食べ過ぎて消化が悪いときと同じ様な感覚なのだが、思わずうめき声が出るほどに痛い。「胃腸薬をもらおうか、でもそんなんじゃないような気もするし、いつもなら数分で治るし・・・」と思って我慢していたのだが、4時を回っても痛みが引かない(ちなみにその間呻きっぱなし)。一部が引いたと思ったらまたズレたところが痛くなるのだ。しかも痛みは強くなる傾向にある。とりあえず胃腸薬を飲んで病院が開くまで我慢、ということにしているうちに結局眠りこけ、起きた頃には痛みは引けていた(胃も腸も重苦しかったが)。要するにいつもと同じ消化不良だったということなんだろうが、20時くらいに食べたものの消化不良が3時に起こってしまったということと、回復に何時間もかかったことに愕然とした。

同い年、もといほとんど30のおっさんである友人が数日の2時間睡眠と栄養不良で肺炎にかかり入院したと聞いて『老化はやだねぇ』と他人事のように思っていたが、同い年、もとい同年生まれの私にも等しく「老い」が忍び寄っていたらしい(ちなみに体型はとっくの昔に20代を卒業している)。なんてカッコ悪いんだ!!

8/21
[起業家ダマシイその2。]
『iモード事件』(松永真理著・角川書店)を読んだ。帰り道の電車に乗る前に買って、電車の中も晩メシ中も読んで、ホテルで読み終えた時もまだ購入してから2時間経っていなかった(最短記録かも)。iモードを立ち上げたプロジェクトメンバーさんが書いた本で、うさんくさいコンサルタント(笑)、ズレた感性の官僚組織等を向こうに回して立ち回る七人(くらい)の侍の話が生き生きと描いてあって非常に楽しめた。

また、「うさんくさいコンサルタント」の1人である私としては、コンサルタントがお客さんからどんな風に見えるのかも興味のあるところ。ここに描かれている某社のメンバーは結構バランスの欠けている(要するに浮世離れしている)ところが目立ったが、そのミッションの性質上、どのコンサルタントも(特に純度が高いほど)こうした役回りになる可能性はあると思う。

そんな示唆を得るためにも、新規事業立ち上げのダイナミズムを感じるためにも多くの人にお勧めしたい本だ。早速明日にでも「オススメ文献情報そのn」を送らねばなるまい。

8/20
[逡巡。]
今日はやけに早く目が覚めた。やらなくてはならない仕事がどっさりあるせいもあるが、もう一つの理由は新宿某所でのイベントだ。諸般の事情により朝からずーっと、出かけるべきか留まるべきか、雀鬼流の掟通りナニゴトも2秒以内で判断するという制約を掲げている(実際ほとんどのことはそのくらいで判断している)くせに迷い倒した。結局出かけないことにしたのだが、迷っているような状態で仕事がはかどるわけもなく、着手出来始めたのは夜の9時。当然1時間ほどしか眠らずに翌日の仕事に備えた。どっからどう見ても時間のムダ。アホか?

8/17
[強敵!!赤城の白い彗星]
前回書いた頭文字Dのタイピングソフトだが、結構手こずっている。最終ステージだけやけにキビシイのだ。相手はタイトルにもあるように白いFC(先代RX-7)を駆る高橋涼介。原作でも別格扱いだったが、このゲームの中ではさらに強く設定されているように思う。くっそぉ〜〜〜〜。

8/15
[頭文字D。]
昨日の本と一緒に届いたPCのソフトがある。私の愛読書、頭文字Dをモチーフにしたものだ。これが今までのタイピングソフトと違うのはスコアをタイムの形にしてインターネットでランキングしていること。ハマる理由を作ったわけだ。もともとクルマのバトル形式というのも良し、音楽ももちろんいつも私のクルマで掛かっている(ヘタすると一部歌えかねない)ユーロビート、そして必要な技術はちょっと自信のあるタイピング。ハマるかぁ!!

8/14
[多重人格者のリアクション。]
東京に帰ってきたら届いていた本があった。例のジェイブックで買ったヤツだ。珍しい、私のいろんな人格に影響を与える(はずの)本。さて、読んでみて自分の反応はどうだと思っていたら、ちょっと予想と違った。知ってる人は知ってることだが、私は表も裏もありまくり、はっきりしているだけで四重人格くらいはある人間だ。届く前の予想ではそのうち3人に反応があるはずだったが非常に意外で、1人分しか反応はなかった。本の内容はほぼ完璧に予想通り、というかそれ以上だったのだが、私自身の方が変わったということのようだ。よしよし・・・って、誰が言ってるんだろう!?

・・・今日はちょっとナニですね。

8/13
[谷川浩司。]
谷川浩司『復活』を読んだ。かつて羽生善治の七冠達成を目の前で見て、その次の一年で十七世名人と竜王を獲った、その一年を振り返って考えた、思ったことが書いてある。読んだ印象は、非常に「普通の人」であること。感じることも、感じ方も。基本的には勝負に関してなのだが、震災にあったこともあって、人としての存在そのものについても非常に素直な口調で書かれている。非常に親近感を持つ一方、より早くこうした境地にたどり着き、すでに超然としたところのある羽生と比べると、やはり超一流にはなれないのだろうかとも思った。

・・・ちょっと適切ではないか。谷川も超一流だが、かつての木村・大山・中原が神懸かり的だっただけか。

8/12
[中田英寿。]
やっと落ち着いて東京に帰ることが出来るようになり、スカパーでやっているnakata.netを見ることが出来た。あの中田が自然体で話しているところをカメラで流す、非常〜に珍しい番組なのでこの先もみたいと思う。

今回は木村拓哉との対談が中心だったのだが、他にも番組中で作っているバーのマスターやフロアアシスタント、ようけわからんかぶりモノのおっちゃんなどいろんな人と話すところを見ることが出来る。それを見ていて思ったのが、やっぱり彼は普通の人のウケが良いようなタイプではないということ。完全に心を許しているキムタクに対しては完全にうち解けているのだが、かぶりモノ男と話すときには相手の品定めをしているようにしか見えない視線を放っている。実際少なからずそうした意志もあるのだろうが、一般人向けにはうまいとは言えない。

と言いつつ、私は他人値踏みするようなひねたヤツが好きだ。ナルシー!?

8/11
[あれから7年。]
20ウン年も生きているとターニングポイントのようなものがいくつかあるもので、私にとっては(今のところの)最後のそれは7年前の今月にあたる。柔道部を辞めていろんなバイトをしながら読書に耽り、大統領選を追いかけては燃えたりした。桜井章一氏を知ったのもこの時期だ。大学生のヒマさかげんを最大限に利用していろんなことを考えて、ここを節目としようとしたのが7年前の今月というわけだ。

なんで5年とか10年でなく、7年という中途半端な時に振り返ることになったのかというと、今年久しぶりにその節目との距離が縮まったからだ。若かったころのことを思い出して懐かしくなると共に、同じ様な感情の上に当時と違う意志を持って、違う判断をする自分になったことをいろんな気持ちで振り返った。

なんのことだか分からない人がほとんど(というか全部?)だと思うが、私もこんな気分になることがあるんだ、ということで。

8/10
[囲い込まれた!?]
最近jbookがお気に入り。
ありがちなTSUTAYA的商品のショッピングサイトなのだが、なんか今週だけで2万以上落としているような気がする。もともと本やCD、ソフトの類はよく購入するのでまぁ当然のような気もするが、じっと考えてみると、ここを使う理由はたった2つ。「深夜でも/出かけなくても品探しができる」「3%分のポイントが蓄積されはじめてしまった」だ。よくよく考えると、いろんなお店のポイントカードや割引券の類は携帯が面倒で、特定のお店以外のものはなかなか使わない。レンタルビデオ屋の1本無料券だの吉野屋やマック、ローソンの割引券など、財布が厚くなるのがイヤで捨ててしまったものは山ほどある。

これが便利になっただけで、たった数百円(今のところ)の特典で簡単に囲い込まれてしまった私。なんともお安い話だが、所詮囲い込みなんてこんなものなのかもしれないとふと思った。

8/9
[脳ミソのふしぎ。]
夢を見た。話の筋は分からないが(たぶんココリコ黄金伝説の影響)、お題になった歌をフルコーラス歌詞を見ないで歌わなくてはいけないという状況になった。お題になったのは知ってる歌だったのだが、当然普通全部歌えるものではない。途中で詰まったのだが、そこから一緒にいた(もちろん夢の中で)友人が残りを全部歌ってしまった。「私」は知らなくて歌えなかったにも関わらず、だ。もちろん目覚めた今も歌えない。じゃあ「はいはいそんな歌やったわ。たいしたもんやねぇ。」と言ったヤツはナニモノか。よく『人間誰でも今まで知ったことは一応脳の中に記憶している。思い出せないだけ』と言われるが、こういうことかと思った。思い出せたら便利だなぁ。

8/8
[スーパーベルト革命。]
・・・というほどでもないのだが、今日何気なく出かける準備をしていたら、するっと締めたベルトの穴が一つ減っていた。確か週末の食べ過ぎ期間は一つ手前の穴でもしんどかったはずだし、久しくこの穴は使っていなかった(汗)。実は密かに最近鏡を見ていて、ハラの方に下がったニクがまた胸に上がり始めたかなぁと思っていたのでかなりうれしい。後戻りしないようにしなくては。今日も泳ご。

8/7
[水泳水泳!!]
某HPの影響でダイエット学院に続き、こっちも上下をひっくり返した。侮りがたい影響力だなぁ・・・
この週末の暴飲暴食を反省し、『今日はダンコ1km泳ぐ!!』と意気込んだのだが、大したことなかった。やっぱり休み休みだと効果は小さいようだ。息が荒くなってきたのは900mを過ぎた頃くらいから。泳ぐこと自体にいいかげん飽きてきたのは間違いないが、そもそも続けて泳ぐ技術のない私が有酸素運動として劇的な効果を得るためにはこの調子だと2000mくらいは必要そうだ。

・・・でも、俺って同じ事30分やるのも苦痛なんだよなぁ・・・

8/5
[8年目の優勝。]
私が卒業した研究室には、毎年8月の第一土曜日にはテニス・ボーリング・麻雀の三種目で争う「トライアスロン」というイベントがある。第一回の時は私は4回生、今年は8年目にあたる。もはやテニスやボーリングはやってられないので就職してからは麻雀だけに参加しているのだが、やっと今年優勝できた。「優勝するまで出続ける!!」と思っていたので結構嬉しい。ところが、だ。

だいたいどんなことでもそうなのだが、私は一度成功してしまったことには急速に興味を失う。「誰もやったことのない連覇を」という気もちょっとはあるが、とぎれてしまったら2回目には興味が無くなりそうだ。もう引退かなぁ・・・

8/3
[チョコレートのシアワセ。]
このページに来ている方はご存じかと思うが、現在私はダイエット中(のはず)だ。揚げ物は週に一度くらいしか食べていないし、ジャンクフードはゼロ、好物の甘いモノもほとんど絶っている(モナカ以外は)。そんなところに、今日海外出張の土産ということで上司が定番のチョコレートを買ってきた。「昨日は晩飯抜きだし、せっかく買ってきてくれたのにナンだから食べるかぁ」とダイエット学院の田中先生に怒られそうな言い訳をしつつ食べたらこれがなんとも至福の味。どこにでもあるチョコレートでありながら、この夏最高の(言い過ぎ)シアワセを味わった。・・・ダイエット中とは言え、我ながら安いなぁ。

8/2
[男の脳ミソ、女の脳ミソ]
『話を聞かない男 地図を読めない女』を一気に読んだ。
「男性と女性の間には生物学的に違いがある」という一部の人間がうだうだ言いそうな内容だが、私には非常に面白かった。初めから最後まで「確かにね」と思わされることばかりで、大抵の人は同じように感じることだろう。

私自身は、「男脳・女脳テスト」ではごくごく普通の男性だったが、読んでいると女性的な部分も多々あった。そのほとんどがコミュニケーションに関する部分だが、私の場合はここは大学入学以降に発達した領域のような気がする。「一人暮らしをして女性ホルモンが増えた」と言われると、確かにそんな気がしないでもない。



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