* 日曜日の夜に買いたくなった本があったので、仕事を終えて本屋に行きました。幸運にもお目当てのは見つかり、ついでに衝動買いを少々。閉店間際(21時)で片づけを始めているおっちゃんに「申し訳ないなぁ」と思いながらレジに行くと、本を袋に入れてくれた後に思いも寄らぬ一言をかけられました。

* 「大根いる？」

* ・・・は？
一応多様な状況に対応できるよう日々心構えをしている私ですが、さすがにちょっと理解できませんでした。「なんかのネタか？」「大根ってなんの隠語？」「ここ何屋だっけ？」「足？役者？」「なんか白くて太いものってあるかなぁ？」とか考えながら珍しく動揺して「・・・えっと・・・」と戸惑っていると、レジの横の新聞紙の中からごそごそと野菜の大根が。

* そのまんまでした。なんか近所で取れたのかもらったのか知りませんが、とにかくサービス(?)で大根をあげようとおっちゃんがニコニコしてます。たしかに少し裏に行けば畑とかもありそうな店ではありますが・・・
さすがに単身で部屋を借りていて、ポットも包丁もない家に持って帰るのもなんなんで丁重にお断りしてきました。

* 一応店を出てから振り返りましたが、やっぱり本屋でした。たぶんこの先死ぬまで本屋で大根をオススメされることはないと思います。唯一考えられるのはこの本屋だけじゃないでしょうか。なんとも奇妙な経験でした。