* 去年の終わりに手術した足の爪、術後の経過が芳しくありません。3年近く前の「痛い話」以降の疫病神、つい最近も『靴の中血の海(言い過ぎ)事件』など珍しい話題を提供してくれているこの足ですが、そろそろ決着をつけたいですね。
* 爪の生え際(要するに骨)を削る手術の結果、それなりに幅の狭くなった爪が生えてきたのは良いのですが、爪というのは外気に触れるまでかなり柔らかいモノらしく、まだまだ周囲の肉付きも安定していない私の爪の生え際は結構裂けやすい状態になっています。
* 爪と、一旦切られた周りのニクとの再生競争なのですが、どうも片方はニクの方が勝ち気味で、柔らかい爪がニクの間に割って入ることに失敗し、途中で裂けてしまいました。ところがひとたび固くなった爪は逆転、こんどはニクを切り裂きつつ、あらぬところに生えていこうとしている・・・というイヤ〜な状況なのです。
* で、これを治すためには裂けてしまった爪を切り、まっすぐキレイに生えてくるようなんらかの矯正をするか、祈るかするしかないのだろうと思っています。
* とりあえず爪を切って欲しいので、医者ならではの細い爪切りで、痛くないように切ってもらいたいなぁと思い、手術してくれた先生に見せにいきました。
* 『う〜ん、うまくないねぇ』『なかなか思うようにはいかないものですね』『とにかく切ろう。爪切り持ってきて!!』
* さぁ待望の爪切りタイムです。実は私、最近歯医者にも行っていて、毎週ちょっとずつ歯の掃除(要するに歯石取り)をしてもらっています。そこでは細〜い針(?)や薄〜い小刀(?)のようなものでガリガリと、しかし痛みは最小限にして歯石を取ってもらっています。ここではどんな繊細な爪切りが出てくるのだろう・・・と思っていると。
* おもむろに取り出されたのは昔ガンプラを作るときにキレイにランナーから切り離すために使っていた工具、ニッパーにしか見えない道具でした。ちなみにニッパーの先というのは、小さく見積もって45度もくらいの角度になっていて、その刃の長さは親指の爪ほどあります。素人目にはとても爪の生え際を切るのに適した道具には見えません。
* ・・・案の定激痛です。しかも麻酔抜き。しばし悶絶した後、『すまん、さすがにムリやな』とのことで麻酔を打ち、続きをすることになったのですが、爪の生え際に打つ麻酔が痛くないわけありません。しかも麻酔の効いている範囲とは思えないところまで手をつけられたので、またもや悶絶でした。
* 私は痛みの閾(しきい)値が高い方だと思っていますが、今回はちょっと時間が長すぎました。いつか拷問される日が来たとしても、爪系は勘弁して欲しいなぁ・・・と、踏ん張りすぎたせいか妙に凝ってしまった感触のする内臓(主に肺周辺だと思います)を落ち着かせながら帰途につきました。せめてクルマで帰りたかったというのはまた別の話。
* ところで、あくまでこれは『応急処置』なので、月曜日にはまた見せに行かなくてはなりません。全くもって頭の痛い話です。
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